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ブログ_オーバープリント.jpg

「文字が消えて印刷されてるっ!!」


これは印刷データのミスでもっとも多いオーバープリントによるトラブルです。





■オーバープリントとは?
「色を重ねて印刷」すること。
製版指定の一種で「ノセ(スミノセ)」とも呼ばれています。


印刷ではC(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の版を作り、それぞれの版を重ね合わせデータを刷ります。


▶例えば、シアン(100%)の上にブラック(K100%)の文字を配置した場合。
このブラックの文字にオーバープリントを指定すると下の版(シアン)が抜かれなくなります。

ありなし.jpg


このようにオーバープリントの指定なしのデータは重なるオブジェクトの下は白地となります。この白地は印刷されませんが実際の印刷では若干ではありますが版ズレが起こる場合があります。その際にオーバープリントの指定をしていると版ズレは目立ちません。オーバープリントの指定なしの場合は若干版がずれた場合、白い隙間が出てしまいます。

白い隙間.jpg



■不要なオーバープリントに注意!
黒色(K100%)にはオーバープリントは有効ですがそれ以外の色にオーバープリントを指定すると背景の色が重なり、意図していない色に変わって印刷される恐れがあります。


▶例えば、シアン(C100%)の背景の上にイエロー(Y100%)の文字を配置している場合、イエローの文字にオーバープリントを指定すると、下の版(シアン)が抜かれないので、印刷結果ではシアンとイエローが重なって混ざりグリーン(C100%,Y100%)になって印刷されることになります。

重なる.jpg





■特に「白のオーバープリント」は要注意!!
さらに厄介なのが「白のオーバープリント」です。
一般的な印刷では白色(C0%、M0%、Y0%、K0%)はそのままの紙の色を指し、何も色をつけない事で白色を表現します。つまり、白のオブジェクトにオーバープリントを指定すると、下の版が抜かれないので白色は消えて印刷されます。なので白色にオーバープリントを指定することはまったく意味がありません。





通常、イラストレーターで白のオブジェクトにオーバープリントを適用させようとしても、警告が出てくるので一度止まる事が出来ます。

警告.jpg


しかし、すでにオーバープリントのチェックの入ったオブジェクトを白に変えた時はこのメッセージは出てきません。


警告されない.jpg



さらにオーバープリントのチェックが入ったオブジェクトを選択した後に新たにオブジェクトを作成するとオーバープリントのチェックが入ったオブジェクトが作成されてしまい、知らず知らずの内に白色など意図しない色にオーバープリントが指定されている事があります。


増殖.jpg



ゆえにオーバープリントはチェックをした覚えが無くても入稿前に必ず確認しましょう!!




そのデータ、


ちょっと待った.jpg



次回 ・・・ 『オーバープリントの罠 解決編!!』
乞うご期待!!